無肥料でも・・・本来の強い葉。
木材腐朽菌が養分を供給している。

 クレマチスの栽培と自生地との乖離。

   カザグルマ自生地では・・・誰も肥料など与えない。そういう条件下で生き続けてきた。
   養分は枯れ落ち葉を木材腐朽菌が分解してできたもの。それと雨水・・・。
   これで園芸品種のように見事な花を咲かせる!
   山では・・・誰も剪定などしない!

   クレマチス栽培で・・・未だに解決していない「立ち枯れ病」。
   なぜ発生するのか?
   それは・・・前記した自生地の条件の中にある。


   クレマチスのメリクロンをしてみると・・・・茎を付けた場合、激しく内生菌が発生する。
   ということは、立ち枯れする茎の中に・・・内生菌が激しく大繁殖しているということ。
   細菌である。カビ菌ではない。
   クレマチス栽培の説明書、本を見ると・・・「腐葉土」を使っている。
   これが問題である。窒素が多量に含んでいる。硝酸態窒素。

   肥料の与える時期。
   真夏には肥料を与えるのを中止し、秋涼しくなってから肥料を与えます!
   とんでもない間違いである。
   カザグルマを親にした系統のクレマチスに秋に肥料を与えれば、
   若し鉢内に立ち枯れ菌が生息していれば、根から木質化した茎に菌が繁殖する。
   菌が繁殖しても・・・秋には茎の組織が固く充実するから立ち枯れは起こらない。
   冬期間は息を殺して潜伏する。
   問題は・・・この体内に潜むでいる立ち枯れ菌。
   剪定。
   剪定という作業は自生地にはない!
   剪定は人間の身勝手。姿を整え・・・若芽を多く発生させるため!
   翌年の初夏。若い芽が伸びだす。
   腐葉土で伸びた茎は硝酸態窒素を多く含んだ柔らかい細胞。
   この組織には病害菌、内生菌に対する防御はない。
   茎内に急激に大繁殖する!  
   初夏のクレマチスの茎も、葉も・・・この組織内病害菌に対して全くの無防備。
   
   これと似た病害に、桃、サクランボ、ぶどうにも起こる。
   苗木を植えて多量の腐葉土、バーク堆肥を与えて場合、翌年から腐乱病が多発する。
   胴枯れ病が多発する。
   茎の細胞に硝酸態窒素が多く含んだとき、こういう細胞が好きなのである。
   クレマチスの原種には木といわれるもの、草といわれるものがあるが・・・
   多年草であることに違いはない。
   多年草というのは前年の蓄積澱粉で翌年の芽だしから初花頃まで生長する。
   この生長ステージは、前年の茎内の窒素と炭素の比で健全か、窒素過剰の茎か・・・となる。
   クレマチスの場合、晩秋の茎の炭素率で決まる!
   同じキンポーゲ科植物のクリスマスローズ、雪割草の株腐れ病、軟腐病は、
   9月に肥料を与えた場合大発生する。
   落葉果樹栽培では、、新し植えた苗木に・・・秋に肥料を与えるようなことはしない。
   前記した胴枯れ病が怖いからである。

   秋は充実した葉が・・・充分光合成を行って澱粉を茎に蓄える季節である。
   この時期に窒素肥料を与えれば・・・立ち枯れ病菌の大好きな細胞を作ることになる。
   始末の悪いことに・・・・病気が翌年の梅雨に出ることである。
   クリスマスローズも、雪割草も梅雨のとき発生する。
   だから・・・その時の病気と思ってしまう。
   実は・・・前年の9月に原因がある。
   エイズのように・・・低温期に体内に潜伏していても、秋には病気が出ない。


   以上がクレマチスの「立ち枯れ病」の原因である。
   なぜ・・・・初夏、梅雨の時・・・大発生するかの理由は・・・以上のようなことである。
   カザグルマは自生地では「立ち枯れ病」など発生しない!
   硝酸態窒素が多く含む「枯れ落ち葉」は自生地にはない!
   好気性菌の木材腐朽菌が勝ち組エリアに自生している。
   嫌気性菌である病害菌は枯れ落ち葉に腐植の地表には生息できない。
   鶏糞、牛糞、米ぬか・・・ボカシで作った腐葉土に大問題である。
   クリスマスローズ、雪割草・・・も同じ。
   ランのエビネも同じ・・・。
   自生地には発酵腐敗の腐葉土は存在しない!

   大きな間違いであろう。


  苗生産業者の苗
   苗を生産する人が腐葉土で苗を育成、秋に肥料を与えて生産した苗を購入した場合、
   初夏から梅雨時期の病気の発生は、前年の苗生産の時に病害菌に感染増殖しているから、
   病気を防止することは不可能である。
   原因は前年の栽培にあるかからである。



   防止するには・・・
    苗を購入したら・・・ナノ銀ヘルパーAで体内の菌を除菌して、
    ペレポスト「夢扉」を用土に20%程度ミックスしたもので植え付けて、
    表面にペレポスト「夢扉」を枯れ落ち葉のようにマルチすれば、
    立ち枯れ病を防止できる。

   
    ポイント
     体内に潜む立て枯れ菌、軟腐病菌の細菌を、これまで殺菌、除菌出来る農薬はなかった。
     ナノ銀ヘルパーAがこの体内菌を100倍溶液に約30分浸けることで、
     ほとんどの細胞にナノ銀が吸収して、細胞、導管、師部、根の全組織内の内生菌を
     殺菌できることが解った。
     この実験から、購入した苗を植え付ける前にナノ銀で消毒してから・・・・
     自生地を再現したペレポスト夢扉で植えればよい。
     好気性菌の木材腐朽菌が鉢内で勝ち組菌となり、嫌気性菌の病害菌を繁殖、生息
     できないようにする。

     毎年、秋から春までの期間に、枯れ落ち葉が地面に舞い落ちるように、 地面にペレポストを
     パラパラ撒けば・・・自生地の植生を再現できる。


     
強剪定の弊害  
     クレマチス栽培では、花をたくさん咲かせたい、2度も咲かせたい・・・ということで、
     自生地ではありえない人為的な「剪定」が非常に重要視されている。
     この剪定という技術が、果樹栽培では極めて重要で難しい。
     この作業には「名人上手」という人がいる。
     リンゴでも、サクランボでも、ぶどうでも、この剪定を誤れば・・・経営破綻する!
     強く剪定すれば生きるために・・・新枝を多数出す。
     この枝には多量のオーキシンなどのホルモンが含んでいる。
     だから一日で伸長する量が多い。
     ということは、異常に細胞が多量に増殖することになる!
     脆弱な細胞ができる。
     病害菌に非常に弱い細胞である。
     導管、師部に潜む細菌の攻撃に耐えられる細胞ではない。
     強い剪定して、多くの強い新芽を出させるということは・・・・
     そういうリスクを含んでりる。
     剪定技術というのは・・・・果樹のような果実を目的にする場合は・・・・
     非常に高度な判断下で行われるもので、
     クレマチス栽培のように・・・花を沢山咲かせる・・・ために切戻すような、
     簡単な発想下で行われる技術ではない。

      
   カザグルマは自生地では・・・誰も剪定など行わない!
   「鉄線」。
   クレマチスの茎は・・・固い鉄の針金をイメージした名前である。
   ワイヤープランツ・・・という植物もある。
   なぜ・・・針金のような組織の茎をもつようになったのか。
   問題は、このような固い茎になる前に・・・・・
   病害菌は狙い定めて繁殖する。
   若々しい細胞には・・・養分も、水分も、オーキシンもたくさんある。そして窒素も・・・・。
   強い剪定は・・・・菌から見れば・・・・非常にオイシイ茎が沢山あるということ。

  内生菌が導管、師部のホースないに充満すれば・・・・当然水は上がらない。
  
   

   
山形県にもカザグルマの自生地は残っている。秘密・・・・。
   立ち枯れ病
 
 上の写真は自生地の風車 Clematis patens


 この自生地から見てもわかるように、夏はこういうことであるが、
 
晩秋から春までの期間は、株元は枯れ落ち葉で地面は覆われる!

 
クレマチスの研究家は・・・ほとんど・・・
 この地面の枯れ落ち葉のことに注目しない。
  地球の陸上に自生する植物は「枯れ落ち葉」の中に自生する。
  キンポーゲ科植物のほとんどは、枯れ落ち葉を分解する
  木材腐朽菌とともに生き続けてきた。
    オダマキ、フクジュソウ、一輪そう、雪割草、フクジュソウ・・・
    翁草、アネモネ・・・枯れ葉を・・・他所に飛散させない。
    離層を具備しないで株元に枯れ葉を保存し・・・・
    木材腐朽菌を養殖し、枯れ葉の養分をも無駄にはしない。
    これれがキンポーゲ科植物の基本的な姿である。
    クレマチスの種子も・・・枯れ落ち葉の中で発芽し・・・
    枯れ落ち葉の中で大きく生長する。
    これを真似ることがクレマチス栽培法である!
    
    ペレポストの開発で、ようやく自生地再現栽培法が生まれた。



 夏、自生地観察では、花に目は行くが・・・・地面の枯れ落ち葉は削除。
 ここに盲点がある。
 けれ落ち葉の中に自生する植物には「ジネンジョウ」「山葡萄」「シオデ」・・・などがあるが、
 ほとんど同じ環境に自生する。
 枯れ落ち葉を木材腐朽菌が分解している所に自生している!
 株を植えるとき・・・腐葉土を使う。
 とんでもない間違いである。
 自生地に腐葉土という土は存在しない。
 枯れ落ち葉と腐葉土は異なる。
 自生地における枯れ落ち葉は木材腐朽菌によって「朽た土」である。
 この地面には土壌微生物ではなく・・・木材腐朽菌が支配する。
 つまりクレマチスは木材腐朽菌とともに生きている植物である。
 キンポーゲ科の他の植物も同じである。

 
 自生地では「立ち枯れ病」はない。
 なぜなら木材腐朽菌が支配するエリアでは、病原菌は生息できないからである。


 株を植えるとき・・・・
 深く植えて茎の1,2節を土中に植える・・・と書いてある。
 これは・・・ほんとに正しいのか。
 自生地では地面を覆うのは舞い落ちた枯れ落ち葉である。
 肥料の含んだ土でも、腐葉土でもない。
 この窒素の含んだ土で茎を埋め込んだら・・・この土には
 嫌気性菌の立ち枯れ病菌が大繁殖する。
 クレマチス栽培には腐葉土を用いてはならない。
 木材腐朽菌が朽ちらせた「朽植土」を用いることが・・・正しい。
 枯れ葉が、植物死骸が木材腐朽菌によって分解されることを「朽ちる」という。
 「腐る」とは言わない。
 発酵腐敗とは異なる。
 根性が腐っている・・・というのは悪臭を放つような心を持った場合である。
 老朽化・・・いい言葉である。
 ペレポストをラン菌が朽ちらす・・・・。
 自生地の植生から見れば、これが自生地再現栽培法である。
テッセンの根は漢方薬では「威霊仙」といわれる。
典型的な枯れ落ち葉の中に張る根の
形状をしている。


根の形状をみれば、炭素循環植物なのか否かが
判別可能である。

 クリスマスローズの根。
 ユキワリソウの根。
 イチリンソウの根
 翁草の根。
 福寿草の根。
 秋明菊の根
 オダマキの根


 細い、太いの違いがあるが、多くの
 共通点が見られる。
 
 写真は宇井清太の庭のクレマチス。
  自生地と同じように約10年放任。
  剪定なし。
 自生地を再現したペレポスト栽培の状態。
 株元に枯れ落ち葉を真似てペレポストを晩秋にマルチングして、
 ラン菌(材木腐朽菌)を勝ち組みにした栽培である。
 当然、自生地再現だから無肥料。
 それでも、葉は素晴らしく元気。
 

 宇井清太は昭和30年代の前半に、
 改良家「桜井元」先生にあこがれて、先生の作出したクレマチスを
 ほとんどコレクションして栽培したことがあった。
 無知であった!
 庭に、鉢に植えた。
 「腐葉土」を多量に入れた。
 芽が出て、蔓が伸びだすと・・・茎が次々に枯れてゆく・・・。
 茎立ち枯れ病?である。

 
 


 今、この炭素循環栽培法を書いているのであるが、
 このとき使用した「腐葉土」は、メロンの床土のために作ったものだった、
 稲藁に牛の糞尿を与えて醗酵させたもの。
 当然窒素を多量に含む「腐葉土」。
 つまり、窒素循環で作った腐葉土。
 カザグルマの自生地の枯れ落ち葉とは、全然異なるもの。
 炭素循環で生きるクレマチスに窒素循環で作成した腐葉土を与えたということである。
 結果は、コレクションはほとんど数年で全滅。


 このことは、同じキンポーゲ科植物のクリスマスローズ、アネモネ、
 ラナンキュラス、ユキワリソウにもいえる。
 化成肥料など与えたら、病害菌が勝ち組みになる。


 枯れ落ち葉が厚く堆積し、更に多湿条件というカザグルマの自生地。
 この条件は、簡単に考えると、病害菌が大繁殖する条件と同じである。
 しかし、自生地では、庭に植えたような病気はない。
 なぜか?
 炭素循環の材木腐朽菌が勝ち組みになっているエリアだからである。
 多くの病害菌は窒素循環の硝酸態窒素が多くある場所で生息している。


 以上」のような理由で、
 SUGOI-neを株元にマルチングすると、自生地を再現することになり、
 クレマチスは病気から侵されることはなく、素晴らしい大株にすることが出来る。
 日本にも自生するカザグルマの仲間が・・・・
 なぜ、こういう病気に侵されるか理解出来なかった。
 日本原産のこの植物が・・・・
 自生地において・・・立ち枯れ病が激発するのであれば・・・・
 簡単に絶滅してしまうではないか????
 右の自生地写真でも解るように・・・
 夏は他の植物とともに生きている。
 光争奪戦で・・・光を求めてるために・・・蔓を伸ばして・・・
 光を求めている・・・。
 冬は・・・・枯れ葉の中にうずまる!
 この状態で「茎枯れ病」は発生しない。
 これまでのクレマチスの栽培法を見ても、
 自生地における冬の地面、枯れ落ち葉、木材腐朽菌のことは、
 全然記述が無い。
 原種、系統、剪定・・・はこと細かに記述されているのに・・・。
 写真でも解るように・・・・
 株元の地表は枯れ落ち葉が分厚く堆積し・・・
 下層の枯れ落ち葉から木材腐朽菌によって分解されている。
 ここに・・・根が伸びている!
 この地表のエリアは木材腐朽菌の支配するエリアである。
 病害菌は生息できない!

 自生地では、毎年新しい枯れ落ち葉が地面に舞い落ち堆積する。
 これを真似て、毎年秋にSUGOI-neを株の周辺にマルチする。
 当然無肥料である。
 春に2,3回SUGOI-ne源液の1000倍液を与える。
 宇井清太が新発見したラン菌は、クレマチスでは有用な材木腐朽菌となる

 ラン科植物もキンポーゲ科植物も同じ菌を利用していると考えられる。
 カザグルマの自生地はラン科植物の自生地でもある。

 クレマチスの栽培の本を見ても、
 「枯れ落ち葉」のことが全然記されていない。

 
 どういうわけか、こういう植物にも鹿沼土を用いると書いてある。
  この土は強酸性の不毛の土。
  肥料を必ず与えなければ植物は育たない。
  材木腐朽菌が好まないPHである。
  保水性、排水性・・・
  なぜ、日本の園芸の土は、鹿沼土なのか????

 こういう土に肥料をやるから・・・・病気にかかる植物が多くなる。
 SUGOI-ne栽培では、鹿沼土は使わないこと。
 使わなくても、ブルーベリーもツツジもサツキもシャクナゲも・・・・
 素晴らしい生育をする!
 上記の植物が強酸性土壌を好むという園芸界の常識は、
 絶対条件ではなかった。
 クレマチスは、枯れ落ち葉の炭素循環の中に自生する植物である。
 カタクリ、イチリンソウ、ユキワリソウ・・・・などと同じ。
 カタクリ、イチリンソウ、ユキワリソウ・・・・にも鹿沼を用いると書いてあった!
 だから、おかしな園芸が行われることになる。
 SUGOI-neは、園芸の常識を根底から変える。
 自然の法則、原理原則に則った栽培法の構築である。

 
クレマチス。
キンポウゲ科の植物。
ヨーロッパで改良されたものであるが、シーボルトが日本から持っていった「カザグルマ」の遺伝子が宿る。
日本にはカザグルマ、ハンショウズルの仲間が18種自生する。
この自生地。
枯れ落ち葉が堆積する場所である。
つまり、典型的な枯れ落ち葉の炭素循環植物である。
SUGOI-neで栽培すると、最も良く生育する植物の一つである。

    SUGOI-ne
       クレマチス 栽培
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